2024年10月01日
歯を失ってしまった場合の治療法として歯医者で選択する人の多い入れ歯について料金など詳しく解説していきます
歯を失った際の治療法として、多くの人が選択するのが入れ歯です。入れ歯は部分的に歯を失った場合や、全ての歯を失った場合でも適応できる治療法で、見た目の回復や食事の際の機能性を取り戻すために重要な役割を果たします。入れ歯には大きく分けて部分入れ歯と総入れ歯があり、どちらも患者の状況に応じて選択されます。今回は、入れ歯の種類や費用について詳しく解説します。まず、部分入れ歯は、残っている歯を利用して補綴するタイプの入れ歯です。固定具(クラスプ)を残存歯に取り付けることで、安定性を保ちます。費用は使用する素材や歯科医院の方針によって異なりますが、保険適用の場合、おおよそ1万〜3万円程度が一般的です。ただし、保険が適用される部分入れ歯は金属クラスプを使用するため、見た目が気になる場合もあります。一方、保険適用外の審美性に優れた部分入れ歯の場合、10万円〜30万円ほどかかることがあり、見た目や快適さを重視する人に人気があります。次に、総入れ歯は、全ての歯を失った場合に使用されます。保険適用の総入れ歯の場合、費用は2万〜5万円程度が一般的です。保険適用の入れ歯は、樹脂製のベースが使われ、噛み心地や耐久性がやや劣ることがあります。一方、保険適用外の総入れ歯には、より軽量でフィット感の良い金属床や、見た目が自然な高品質な素材が使用されることが多く、費用は30万〜100万円ほどに上る場合があります。これらの高額な入れ歯は、装着感が良く、耐久性や審美性にも優れているため、長期間快適に使用できるメリットがあります。さらに、最近では「インプラント支えの入れ歯」も選択肢として注目されています。これは、インプラントを数本埋め込み、それを支えに入れ歯を固定する方法です。入れ歯の安定性が非常に高く、しっかりと噛むことができるため、特に総入れ歯が合わない人にとって有効な選択肢です。ただし、インプラント自体の費用が高く、総額で50万〜150万円ほどかかることがあります。入れ歯の治療は、保険適用の範囲内であれば比較的安価に済ませることができますが、見た目や機能性を重視する場合は保険外治療を選ぶことが一般的です。どのタイプの入れ歯を選ぶかは、患者のライフスタイルや予算、審美性に対するこだわりなどによって異なります。
Posted by itaminashi at 09:16│Comments(0)